いよいよ今年も残り12試合。そこで今年の昇格について少し考えてみたい。

昇格戦線は以下の6チームに絞られたと思われる。（順位等は第39節終了時点）

順位

Team

勝点

得失

40

41

42

43

44

45

46

47

48

49

50

51

1

大阪

78

+33

湘

東

栃

福

札

愛

徳

横

草

仙

岐

鳥

2

仙台

76

+31

栃

甲

熊

富

横

鳥

草

札

水

大

徳

愛

3

湘南

75

+26

大

愛

札

岡

徳

富

鳥

熊

東

甲

草

水

4

甲府

75

+26

草

仙

岐

東

水

栃

横

鳥

福

湘

岡

熊

5

水戸

67

+10

岐

鳥

草

徳

甲

東

熊

富

仙

愛

福

湘

6

鳥栖

64

+14

富

水

東

岐

草

仙

湘

甲

徳

岡

愛

大

赤がホーム戦
背景色灰色は上位6チーム（仙台・大阪・湘南・甲府・水戸・鳥栖）直接対決
現在の上位6チームは以上の通り。過去に昇格経験のある4チームを、初昇格を狙う2チームが追いかける展開に。ポイントと各チームの状況について以下で考えてみた。

ここでのポイントは以下の２つにまとめられる。
(1)鳥栖…上位6チームで唯一全相手チームとの直接対決が残っているのが鳥栖。これにもし鳥栖が全勝することがあれば、分からなくなる。特に45～47節の3連戦が重要。ここに負け越したら昇格は無い。
(2)草津…下位チームの中で唯一上位全6チームとの対戦が残っているのが草津。これに負けるようなことがあったら昇格は難しくなるのではないか。

ここで色んな事について考えてみる。
各チームの獲得勝ち点数

Team	大	仙	湘	甲	水	鳥	東	札	徳	富	岐	草	福	熊	愛	岡	栃	横	計
大阪	‐	4	0	3	6	3	4	3	4	4	3	6	4	9	6	9	6	4	=78
仙台	1	‐	4	0	6	3	7	4	4	6	9	4	3	6	3	7	6	3	=76
湘南	6	4	‐	3	6	3	3	6	1	3	3	1	6	4	6	6	5	9	=75
甲府	3	6	3	‐	4	1	6	7	6	4	4	6	6	6	4	1	2	6	=75
水戸	3	0	0	1	‐	6	4	5	6	4	2	4	6	6	3	9	6	2	=67
鳥栖	3	3	3	4	0	‐	1	4	1	2	4	6	7	3	3	4	7	9	=64

39節終了時点
表中　赤色は第3戦終了済、ピンクは3戦とも引き分け。

勝点早見表

勝点	9	7	6	6	5	4	4	3
勝敗状況(勝-分-負)	3-0-0	2-1-0	2-0-1	2-0-0	1-2-0	1-1-1	1-1-0	1-0-2
勝点	3	3	2	2	1	1	0	0
勝敗状況(勝-分-負)	0-3-0	1-0-1	0-2-1	0-2-0	0-1-2	0-1-1	0-0-3	0-0-2

こう見ると、水戸は現在の最下位に負け越し確定（2分け1敗）という痛手を背負っている上に、上位3チームに負け越し確定または決定済みという苦しい状況。最低でも各チームの残り1戦は勝たないとどうともならない。
1位である大阪は3戦全勝が2チーム、上位陣の湘南以外に今のところ負け越しが決定していないというやはり安定している。

これに関してもう1つ表を提示してみたい。
上位6チームに対する1試合あたりの与勝点

チーム	東京	札幌	徳島	富山	岐阜	草津
平均与勝点	1.92	1.93	1.69	1.64	1.79	2.25
チーム	福岡	熊本	愛媛	岡山	栃木	横浜
平均与勝点	2.13	2.43	1.92	2.40	2.13	2.20

この表で見ると平均2以下のチームがいくつかあるのが分かるが、その中でも1.8以下というのはかなり優秀（＝上位陣を苦しめている）な部類だろう。
上位陣が意外と苦しんでいるのは、Jリーグ1年生である富山である。
仙台に勝ち越しを決定させてしまったが、他のチームにはイーブンの成績をここまで残している。水戸にも勝てばイーブンに戻せる。特に大阪・甲府と互角にやり合った点は評価すべきだろう。
また、徳島や岐阜も意外と上位陣を苦しめているのが分かる。
平均が2.2を超えている（お得意様にされている）チームが4チームあるが、それぞれ苦手にしているチームがあることも注目したい。
湘南…対草津（0勝1敗1分）
甲府…対岡山（0勝1敗1分）
水戸…対横浜（0勝1敗2分）
鳥栖…対熊本（1勝2敗）