この記事は12月のカレンダーSSが出そろうまでトップになります。

大好評？のオールナイトニコマス特製765プロ2009年壁紙カレンダー。
そこの月別画像配布についているミニSS。
ちょっとそれについて説明と、各月のSSについて解説をしたいなと思います。
こちらは経緯と前半の1～6月分及び表紙の解説となります。

もともとの切欠は、12月の初旬にしろざわPからmixiで届いた1通のメッセージでした。
「現在、2009年壁紙カレンダーを製作中ですが
HPに載せる際に壁紙だけじゃ何となく物足りないような気がしたので
それにミニSS（3行ほど）を載せようかと思いついたのですが
やっていただけないでしょうか？ 」
知っている方は知っているかと思いますが、当時しろざわPの動画とコラボのSSを書いておりました。
もともと別サイトでしろざわP及びせりざわPには交流があり、その縁です。
それがひとまず片付いており（12月下旬に動画公開でしたが、初旬の時点でSSは書き終わっていました）、私はそれを快諾しました。してしまったんです。（CV:川平慈英）

で、できたのがああいう形のミニSSとそれを拡張したものです。
もともとは3行部分のみの担当だったのですが、どうせならそれをSSにした方が面白くなるんじゃないかと思いましてSS化しています。
これから難しいものも来ますけど…何とか乗り切りたいなと思っています。

表紙『見えないトコロ』
後付けで作った表紙号。
簡単に言えばあの絵の要素を満たす文章にすれば良いわけです。
…が、実はこの作品2回ボツりました。
そして3回目の挑戦にしてようやく作品として成就。原因はあの3人を961プロとして描いていたからでした。
その3人を765プロに仕立てあげるとあら不思議、簡単に出来るではありませんか。
それで結局全員が出るあのような形にできました。ただやっぱりうちのエース2人（律子・やよい）がメインに近い形となりました。
タイトルはシンプルに、簡単に要素を掻い摘んだ形になりました。

1月『どうする？アイマス！』
まず、ここでは何を盛り込まなければいけないかを考えてみましょう。
亜美がお年玉を貰ったこと、それが理由で社長は落ち込んでいる。
そして貴音が物陰から見ている。
これを3行で盛り込むのです。つまり1人1文でそれを表現しなくてはいけません。
ここで3行の第１稿に対してしろざわさんからのダメ出し。
「貴音は高飛車じゃないのか？」
それであんな態度となりました。
タイトルはよく分かるダジャレです。

2月『禁句の代償』
これも盛り込む物が決まってきます。
真と響は明らかに千早のことを怒らせており、その理由は、真と響の行為であること。
でも理由は豆を投げられたことではない。＝要するに掛け声に怒っている。
つまりはこれを3行にするには、真と響が千早を言葉で怒らせなくてはいけません。
そして、ここで最初の稿には問題が出ました。
「どっちの言葉だかが分からない」→それで響の言葉は明らかに琉球弁に近い言葉を用いることになりました。
さて、ここでSSにする時さらなる問題が…
「どうやって響を765プロに連れてくるか？」
初稿は961プロが3人とも来ていましたが、何とかして第2稿にてああいう風に単独で連れてこさせました。
タイトルは…何となくですよ。

3月『桃色の頬』
ここまでは3人が絵の中に入っていましたが、これは2人。まずはそこが問題です。
どちらかに2セリフ、又は1本説明文を入れる　の二つのどちらかになるわけです。
話としては簡単。なぜ伊織が不満そうな表情なのかと、なぜやよいが頬を紅くしているのか。
それを盛り込められればいいわけです。
それさえ決まってしまえばあとは書くのみ。話の展開としては膨らませやすい話でした。
タイトルには頬を染めているという要素を入れたかったので、ああいう風な感じになりました。

4月『桜色の躊躇い』
要素としては簡単です。
春香がプロデューサーさんに何らかの告白をしようとしていること。それだけですから。
問題は事務所じゃなくて、あんな場所に呼び出すほどの告白とはどんな告白なのか？です。
当初は何かの失敗を謝らせるというのも考えたのですが…それはちょっとと思い王道で行かせていただきました。
オリキャラが出てきますが、「晶紀」の方が当初は「琴瑞」の予定でした。後になって手持ちでメール☆プリーズの間違いメールがあったことに気がつきまして…ね。
ちなみに神子の方のフルネームは…飛宮神子と勝手にしています（私のHNの1つ）。
タイトルには「ためらい」と「桜」を入れないとと思い、ああいう感じになりました。

5月『新緑の甘味』
まあ単純に問題はあの柏餅とその横の戦っている場面にどうもっていくかだけ。
要素としては揃いに揃っているわけで、考えるのは楽でした。
やよいおりなわけですから、やっぱりちょっとは百合っぽい要素は入れていかないと。
と言うわけで最後はああいう展開になりました。
本当はほのぼので終わらせても良かったのですが、そこは私。一筋縄で終わらせるわけないじゃないですかー（棒読み）。
タイトルは単純に季節的な「新緑」と柏餅の「甘味」を繋げました。

6月『君を守りたい』
今回の状況をまとめてみると、律子が雨の中で何やら思い悩んでいるという状況です。
それをどう書こうか悩んでいましたが、ふととある曲を思い出しました。
それが、OVA『ここはグリーン・ウッド』（確か6巻）の挿入歌であり、今作の日本語タイトルでもある『君を守りたい』だったのです。
歌詞の冒頭部分とまるっきり同じ状況だったので、これを使わない手は無いなと思いました。なので前半部分は割とこの曲を意識しました。
これをループさせて聴きながら書いていたので、この曲の再生回数が一気に100回を超したのはご愛敬ですが。
なのでタイトルは曲名をそのまま採用しました。